愛犬・愛猫に優しい家づくりのポイントEvent
ペットも大切な家族の一員です。注文住宅をつくるなら、そんな大切な家族のことも、もちろん一緒に考えていきたいですよね。家を建てるのをきっかけに、新しくペットを飼い始めることを考えている方もいると思います。インフルエンサーの中には、愛するペットのためのお家を建てる人だって珍しくないですよね。
今回のコラムでは、ペットと一緒に暮らすにあたって、注文住宅ではどんな理想が叶うのか、または注意が必要なのかを紹介していきたいと思います。
1.ペットと暮らすなら注文住宅?
注文住宅と建売や賃貸物件で大きく違うところが「間取りの自由度」であることは、これまでのコラムでもたびたび触れてきましたが、ペットと暮らすことを考えても、その環境を1からつくっていけるのは、注文住宅の優れている点といえるでしょう。
ペットのスペースとして考えている場所は、手入れのしやすい床材や壁紙にしたり、多頭飼いの場合は一部屋丸々ペット部屋にしてみたり、あるいは犬や猫以外の爬虫類や熱帯魚のために、日当たりなどを考慮した部屋の位置から考えることができます。
建売住宅では叶えることが難しいような、人もペットも快適に過ごせる家づくりが実現可能です。
2.ペットと快適に暮らせる間取りのポイント
ペットと暮らす家では、間取りの工夫がとても重要です。室内外問わず、敷地の中である程度自由に犬や猫が走り回れるスペースを確保し、無理なく行動できるようにすることでストレスを減らすことができます。室内には、ペット用の専用ドアやゲートを設置するとで、自由な移動ができるようになりますね。
また、日当たりの良い場所にくつろぎスペースを設けると、ペットにとって欠かせない、ひなたぼっこスペースになります。ペットにとってのひなたぼっこは実はかなり健康面にも関係しており、太陽の光を浴びると、「セロトニン」という物質が分泌され、精神状態を安定させる効果や、体内時計を改善する効果が期待できるそうです。
さらに、太陽の光に含まれる紫外線には殺菌作用があるため、適度に紫外線を浴びることで、皮膚病の予防や悪化を防ぐ効果も期待できるかもしれません。
注文住宅なら、こうした工夫を自由に取り入れることが可能です。
3.ペットにやさしい家づくりの素材選び
ペットが過ごしやすい家には、素材の選択が重要です。例えば、爪で傷がつきにくいフローリングや、滑りにくい床材を選ぶとペットが安心して歩けます。また、カビや汚れに強い壁材を選ぶことで、清潔な空間を保つことが可能です。さらに、ペットのアレルギーを考慮し、ホルムアルデヒドなどの有害物質が少ない素材を使用するのも良いアイデアです。素材選びを工夫することで、ペットに優しく安全な家づくりが実現します。
4.ペットの健康と安全を守る設計ポイント
ペットの健康と安全を守るための設計も欠かせません。例えば、階段やベランダには滑りにくい素材を使用し、飛び出し防止の柵や扉を設置すると安心です。さらに、温度管理にも配慮が必要で、床暖房やエアコンの位置を工夫し、ペットが快適に過ごせるように調整します。また、ペットが誤飲しやすい小物や電源コードなども隠しやすい設計を心がけると良いでしょう。
5.ペットと暮らすための注文住宅の費用について
ペットと快適に暮らすための注文住宅では、費用についての検討も重要です。例えば、耐久性の高い床材や清潔を保ちやすい壁材を採用するためのコストがかかります。また、ペット専用のスペースや設備(ドッグシャワー、キャットタワーなど)の追加も、予算の見積もりに含めると良いでしょう。初期費用が増えても、ペットの快適さや家の耐久性が高まるため、長期的にはコストパフォーマンスに優れた家づくりが可能です。
6.注文住宅でペットのために考慮すべき法的・社会的なポイント
ペットと暮らす注文住宅を建てる際には、法的および社会的なルールも意識する必要があります。特に、犬のために庭を作る場合には、近隣との騒音トラブルを防ぐために防音対策が大切です。また、地方自治体によってはペットの飼育数や犬種に関する規制がある場合もあります。さらに、共有スペースがある場合は、他の住民に配慮することが必要です。トラブルを防ぐために、法的・社会的なルールを事前に確認しておきましょう。
飼い主の七か条
八代市では、動物を飼う人に向けて『飼い主の七か条』を紹介し、その順守をお願いしています。<参考リンク>
病気の知識と予防
動物の病気や感染症等について正しい知識を持ち、その予防に必要な注意を払いましょう。
終生飼養
動物の種類や習性などを正しく理解し、動物がその命を終えるまで飼い続けましょう。
迷惑防止
鳴き声や毛などの飛散、臭い、排泄物など、日頃から周囲の方への配慮を心掛けましょう。
繁殖制限
飼っている動物が増えすぎて管理ができなくなることがないように不妊・去勢手術をしましょう。
災害対策
備蓄品の準備、避難訓練、日常生活におけるしつけ等をしておき、災害時には同行避難しましょう。
逸走防止
動物が逃げ出したり迷子にならないように、必要な対策をとりましょう。
身元表示(所有明示)
飼い主がわかるよう、首輪、迷子札、マイクロチップ等をつけましょう。
熊本市動物の愛護及び管理に関する条例(熊本市動物愛護管理条例)
お隣の熊本市では犬猫の飼育に関することが、より厳格に条例として定められています。<参考リンク>
犬の飼い主には、下記のこと等が義務として定められています
◇犬の飼い主は、常にけい留※しておくこと
※けい留とは、動物を柵やおりなどの囲いの中で飼養する、もしくは固定したものにつないで飼養保管することです。
◇咬傷事故が発生したときは直ちに市長に届け出ること
猫の飼い主には、下記のこと等に努めることが定められています。
◇猫を屋内で飼育し、又は保管すること
7.まとめ
ペットと暮らす理想の注文住宅には、間取りや素材選び、法的な配慮など、多くのポイントがあります。注文住宅の自由度を活かして、ペットも人も快適に過ごせる住まいづくりを目指しましょう。ペットの健康や安全を第一に考え、細部にまでこだわった設計を行うことで、理想の住まいを実現できます。
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