家を建てる手順とは?Event
家を建てる手順とは?何からやればいいかわからない方向けに流れを徹底解説!!
マイホームを建てる…それは一生に一度の一大イベントです。一度だけだからこそ、一体何をどうやって進めればいいかわからない、というのは当然のことであると言えます。
今回のコラムでは、家を建てたいけれども何からやればいいかわからない方に向けて、注文住宅を建てる流れを解説していきます
1.家を建てるまでに必要な期間と手順の解説
【土地の選び方と購入】
家を建てるには土地が必要です。
土地を用意する方法に関して、よくある二つのパターンについてお話します。まずひとつは古い家を解体し土地を更地にしてそこに新築を建てる『建替え』。もうひとつは、住みたい町、学校校区等の中にある土地を1から探して購入する『土地探しから』。
建替の場合:
建替パターンだと土地探しの手間と土地購入のお金はかかりませんが、建物の解体のお金や、滅失登記(建物が解体等でなくなったことを記録する登記)のためのお金が必要になります。また現在住んでいる家を解体し建て替える場合は、解体から建築工事を行う間に住む場所を確保する必要があります。建替を選んだ場合、どのようなお金がどのぐらいかかるのか、よく確認したほうがよいでしょう。
土地探しからの場合:
更地を購入する場合は解体や滅失登記の手間について考慮する必要はありませんが、そもそも希望する地域や、条件に合った土地が見つかるのかが難しい点になってきます。
建替パターンと土地探しからパターンのどちらにしても、建築を頼みたい会社と相談しながら進めていくのがベストです。
【資金計画】
予算設定:
お家の規模にもよりますが、注文住宅一棟を建てるためにかかる費用は数千万円をくだりません。数千万円の建築費用をキャッシュで!支払いできる方は……ほぼいらっしゃいません(稀にいらっしゃいますが…)。そこで必要になるのが住宅ローンです。
家づくりの予算を決めるにあたって『世帯の年収』と、賃貸にお住いの方の場合は『現在の家賃』が予算の上限を決める目安になります。月々ローンの返済に支払っても生活が破綻しない金額がいくらぐらいなのかを見定めて、そこから逆算していくとよいでしょう。
家を建てる土地と予算がおおよそ決まったならば、施工会社は具体的にどんな家を建てるのかを提案する”間取りプラン”を作成します。そしてこの時点で、どんな土地にどんな家を建てるかを見通せるようになるため、施工会社は建築工事費用が全体でどれだけかかるかの見積もりを提示します。
住宅ローンの利用:
意外に思われるかもしれませんが、住宅ローン選びに関しても施工会社に相談しながら進めるほうがスムーズに進みます。
世の中に数多くある住宅ローン、やはり重要なのは金利です。これを見誤ってしまうと、せっかく家を建てた後の新生活が、ローンの返済に追われて苦しくなってしまうこともあります。金利の低さだけで言うと、webで申し込みが完結するネット銀行がありますが、審査が厳しかったり、対面での対応がないため、わからないことがあった時に直接担当者と顔を合わせての面談を行えなかったりと、少々デメリットもあります。
そういった部分も踏まえて、自分に合った住宅ローンを選んで申し込む必要があります。
徳田建築工房では住宅ローンの申請業務を代行しますので、お気軽にご相談ください。
【施工会社との契約】
施工会社が提示した見積もりと間取りプランに納得して、この施工会社に任せたいと思えたら、施工会社と契約を交わします。
徳田建築工房の場合は、お客様と会社の間で“工事請負契約書”を交わします。お客様から依頼された工事を、徳田建築工房が請け負いますよ、という内容の契約書です。
このとき、契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は施工会社に質問しましょう。特に、工事期間、支払い条件、保証内容などは、しっかりと確認しておくことが重要です。
そして、いざ工事が始まる…のですが、建築を始める前に、建築確認という事務的な手続きが発生します。こちらは施工会社が行うため、やることは特にありませんが、この期間を利用して、キッチンやお風呂などの住宅設備の仕様や、どんな外壁にしたいかなど、構想を固めておくと、次の打ち合わせがスムーズです。
【工事期間中】
工事が始まったら、あとはおまかせで……というわけにはいかないのが注文住宅の大変でもあり楽しいところでもあります。
徳田建築工房では、お施主さんの「思ってたのと違う!」や、「やっぱりこうしておけばよかった…」の後悔をなくすため、納得できるまでご提案とお打ち合わせを重ねてゆきます。
例えば家を建てた後の後悔ポイントで、コンセントの数や設置位置についての後悔がよく挙げられますが、徳田建築工房では柱や壁が出来上がったあと現地にてコンセント位置の打ち合わせを行います。また棟梁が居るタイミングであれば、工事期間中お施主さんはいつでも建築現場を確認することが可能です。
実際に出来上がっていくお家を見ながら、完成後の姿に思いを馳せる……なかなかできない体験になりますよ!
打ち合わせ以外にも、地鎮祭や上棟、手形式にもち投げなど、お施主さんに参加していただく行事もあります。こちらも、一生に一度の大切な思い出になります。
【完成】
新築を建築、購入したらその建物が誰のものなのかを明確にし、財産を守るための手続きである「不動産登記」を行う必要があります。
登記の手続きは個人でも行うことができますが、不備や間違いを防ぐため、司法書士や土地家屋調査士に依頼するのが一般的です。士業の方から指示された書類を準備したり、必要事項を記入して、残りの手続きは代行してもらい、登記完了の連絡を待つ、という流れになります。家の完成に向けて必要な手続きの一つです。
【完成後】
住宅メーカーや工務店は、引渡し後、一定期間のアフターサービスを提供します。徳田建築工房では、定期的にお客様の家を巡回し、外周りの点検を行っています。何か不具合が生じた場合やご不明、ご心配な事等あればいつでもご連絡ください!
2.家を建てる際に必要な費用
家を建てる際の費用は、土地の価格、建物の規模や仕様、使用する建材などによって大きく異なります。
土地代
立地や広さによって大きく変動します。街中の便利な場所や、駅や幹線道路に近く交通の便が良い場所は高い傾向にあります。
八代市ですと、市役所周辺の本町や西松江城町、主要な幹線道路である臨港線に近い田中西町や海士江町、新八代駅の周辺地域は市役所周辺の本町や西松江城町、主要な幹線道路である臨港線に近い田中西町や海士江町、新八代駅の周辺地域は比較的地価が高くなっている印象です。
建物代
設計や建材のグレード、間取りなどによって費用が異なってきます。
徳田建築工房の場合、省エネ性能に応じて坪単価を三段階に分けて設定しています。例えば省エネ性能がZEHグレードの家を建てる場合は『 ZEHの坪単価 × 建てる家の坪数 』で建物代を算出します。
設備費用
キッチン、浴室、トイレなどの設備費用も含まれます。
徳田建築工房では先述した建物代に標準仕様のキッチン・浴室・トイレの設備費用も含まれています。これらの設備を標準仕様よりも上のグレードに変更したり、二世帯住宅などでトイレや浴室を2つ以上設置する場合などは、その分追加のお金が発生致します。
住宅ローン、保険
建物そのものだけでなく、建物を建てる、買うときに必要な手続きに関する費用も発生します。住宅ローンの手数料、先に説明した登記関係の費用や、火災保険への加入手続きなどです。こういった費用を住宅ローンに組み込むのか、手持ち金から支払うのかどうかもしっかり考えて行く必要があります。
一口に住宅ローン、保険と言っても、数えきれないほどの種類があり、かかってくる費用も選び方によって変わってきます。こちらについて、少しだけ詳しく解説していきます。
住宅ローン:一生に一度の買い物だからこそ、賢く選びたい
住宅ローンは、マイホームを手に入れる上で欠かせない資金調達手段です。その種類や条件は多岐にわたるため、慎重に選ぶことが重要になります。中でも重要な要素が金利です。
金利の種類と特徴
金利の種類 |
特徴 |
固定金利 |
返済期間中、金利が変動しないため、将来の金利上昇リスクを回避できます。ただし、変動金利に比べて金利は若干高めになります。 |
変動金利 |
金利が定期的に見直されるため、金利が低い時期にはお得に借り入れができますが、金利上昇時は返済額が増えてしまう可能性があります。 |
混合金利 |
固定金利と変動金利を組み合わせたもので、金利の安定性と変動性の両方を求める方におすすめです。 |
返済期間と月々の返済額
返済期間が長くなると、月々の返済額は減りますが、総支払額は増えてしまいます。一方で、返済期間が短ければ、月々の返済額は増えますが、総支払額は少なくなります。ご自身の収入やライフプランに合わせて、最適な返済期間を選びましょう。収入をもとにした借入可能額の目安が知れたり、借入額と返済期間でおおよその月々の返済額のシミュレーションを行うことができるwebサイトもありますので、そちらもどんどん活用してみましょう。また、ボーナスでまとまった金額を返済することで、返済期間を短縮できるボーナス併用返済や、資金に余裕があるときに、随時繰上返済を行うことで、利息の負担を減らすことができる繰上返済など、返済のしかたで負担を減らす方法もあります。こちらも頭に入れておいて損はないでしょう。
住宅ローンの選び方のポイント
たくさんの種類があるからこそ、複数の金融機関の住宅ローンを比較する必要があります。比較するポイントとして、金利についてはもちろんですが、その契約の方法についても確認しましょう。
例えば金利が安い代表例としてはネット銀行の住宅ローンがあります。地方銀行が取り扱っているものよりも金利が安いことが多いのですが、web上での契約が必須で、条件もかなり厳しい傾向があります。webだけでのやり取りが不得意だったり、書面に残るものがないと不安に思う方には、ひとつのデメリットとも言えます。
こちらの問題は、専門家(FPなど)に相談することで解決できるケースもあります。ローン契約の代行を依頼できることもあるので、行き詰ってしまったときは、専門知識のある方に相談してみましょう。徳田建築工房では、資金計画の際にあわせてローン選びのご相談も可能です。これまでの経験から、様々な視点でアドバイスさせていただきます。
保険:万が一の事態に備え、安心の暮らしを
建てた家を守る保険、こちらにもいくつか種類があります。住宅ローンを組む際にセットになっている「団体信用生命保険」、家に対する様々なリスクに備えるための「火災保険」、火災保険の範囲でない「地震保険」など、必要に合わせて選び、加入しなくてはなりません。
団体信用生命保険
団体信用生命保険は、住宅ローンを組む際にほとんどの場合セットで加入する必要がある保険です。団信と省略して呼ばれることもあります。この保険は、住宅ローンの返済期間中に、契約者が亡くなってしまったり、所定の疾病にかかったりしたときに、保険金から住宅ローンを返済するというものです。住宅ローンの残高はゼロになるので、遺族が代わりに返済する必要がなくなります。契約者が死亡したときのみ保障するものに加えて、がん、急性心筋梗塞や脳卒中の、いわゆる三大疾病にかかった時も保障する特約を付けたりできますが、その特約によって住宅ローンの金利に上乗せがある場合もありますので、ご自身の必要に応じて内容を吟味しましょう。
火災保険
火災保険は、家に生じた様々な損害に対する保険です。名前だけ見ると、火災の場合しか保障されないの?と思ってしまいますが、火災のほかにも落雷、風災、爆発などの自然的な災害や、盗難や破壊行為などの人的災害も保障の対象です。住んでいる建物だけでなく、家財や家電製品なども一緒に保障に加えることもできます。
地震保険
自然災害ではありますが、地震による被害への補償は火災保険の中には含まれていません。地震保険は単独で加入することができず、必ず火災保険とセットになっています。八代市には断層が通っており、かなり地震が起きやすい地域ではありますので、火災保険と合わせて地震保険への加入も視野に入れておくとよいでしょう。
保険の選び方のポイント
保険もまた、自分の住宅や資産に合わせて、必要な補償内容を選ぶことが重要です。複数の保険会社で保険料を比較し、コストパフォーマンスが高く、過不足のない保険を選びましょう。困った時は専門家(保険代理店など)に相談しましょう。自分に合った保険を選ぶことが出来ます。
まとめ
住宅ローンと保険は、家づくりにおいて非常に重要な要素です。金利や保険の種類、補償内容など、様々なことを考慮して、慎重に選ぶようにしましょう。
3.家を建てる際の注意点と対策
予算管理
注文住宅の建築では、契約時点での見積もりよりもコストが膨らむこともあります。ゼロから家を建ててゆくのはやはり時間がかかります。その中で考え方が変わったり、細かい仕様変更や、追加工事の希望が出るのは珍しいことではありません。
ある程度予算には余裕を持たせておくと安心できるでしょう。住宅ローンを組む段階で、無理のない範囲でオーバーローンを組んでおくなどで対策できます。また、建築会社に対して都度詳細な見積もりを依頼し、変更が発生した場合のコストについても事前に確認しておくことが大切です。
間取りの計画
注文住宅は自由度が高いことが魅力ではありますが、理想的な間取りを追求しすぎて、実際の生活に合わない、住みづらい間取りになってしまうことがあります。広すぎる部屋や動線が複雑な家は、住み心地に影響を与える場合があります。
日々の生活動線を具体的にイメージし、どの場所でどのように過ごすか、とりあえず広い方がいいと思っていたけど本当に必要なスペースか、などをしっかり考慮しましょう。特に、キッチン、リビング、バスルームなどの主要スペース間の動線は、効率的であって、使いやすさがなによりも大切です。また、将来のライフスタイルの変化(子どもの成長、在宅勤務など)を考慮した柔軟な間取りも重要です。
徳田建築工房では、「家づくりの質問シート」にお客様の具体的な希望、どんな暮らしがしたいかなどを記入いただき、それを元にした上で、無駄のない動線や空間を考えた、お客様だけの唯一の間取りを提案しています。
建築会社選び
建築会社によって得意とするスタイルや技術に違いがあり、選択を誤ると希望通りの家が建たないことがあります。また、コミュニケーション不足が原因でミスが生じたり、要望が十分に反映されないこともあります。
建築会社の実績をしっかり調べ、過去の施工例や口コミを確認しましょう。数社にプランを提案してもらい、比較することも有効です。また、打ち合わせの段階で、細かい部分まで要望をしっかりと伝え、双方で合意を得ることが重要です。プランに納得いっていない状態のまま、とりあえず契約書を書きませんか、値上がりしますよ……そんな言葉に踊らされず、納得のゆくまで相談に乗ってくれる建築会社を選ぶことが大切です。不明点のある時点での契約は絶対にやらない方が良いでしょう。
住宅性能の考慮
注文住宅では、見た目や間取りに注目しがちですが、住み心地や安全性を左右する断熱性や耐震性といった住宅の性能を軽視すると、快適さや安心感が損なわれてしまいます。
性能の良い設備を選ぶことは初期費用がかかりますが、長い目で見ると、電気代が下がったり、メンテナンスにかかる費用を抑えることなどができ、結果的に家計に優しい選択であると言えます。また、耐震基準を上回る強度を持つ工法や材料を検討し、地震対策も考慮に入れましょう。
徳田建築工房では、ZEH基準の住宅、耐震等級3相当の設備が標準仕様であり、住宅性能に関してご心配させることはまずございません。性能に関してよくわからないからどうしていいかもわからない、そういったお悩みもお気軽に相談して頂けます。
土地選び
土地選びに関しては交通アクセスや商業施設の有無はもちろん、騒音や日当たり、将来的な都市開発計画も考慮に入れる必要があります。静かな環境を求めても、近隣に大きな開発が予定されていると状況が一変することもないとは言えません。
希望の土地を見つけたら、平日・休日、昼夜を問わず現地を複数回訪れ、周辺環境を自分の目で確認しましょう。また、市役所などで将来の開発計画も事前に調査することが重要です。徳田建築工房では土地探しからの相談も承っております。よさそうな土地を見つけたけど、ここには自分が建てたい家は実際に建つのかな?そんな疑問も、間取りプランと同時進行で考えてゆくことができます。
まとめ
注文住宅を建てる際には、理想を形にする楽しさと同時に、多くの課題やリスクが伴います。しっかりとした計画と準備を行い、注意点と家を建てる流れを理解し、信頼できる建築会社と協力することで、満足のいく家づくりを実現しましょう。
4.まとめ:家を建てる流れを完全理解しましょう
「家を建てる」ということは人生の中でも大きな決断です。焦らずじっくり時間をかけて、後悔のないお家づくりを進めていきましょう。私たちもお客様と一緒に素敵な家づくりのお手伝いをさせて頂きたいと思っております。徳田建築工房で、一緒に楽しい家づくりの思い出を作りませんか?何でもご気軽にご相談ください。お待ちしております!
徳田建築工房の見学会の魅力やイベントについて紹介
徳田建築工房では不定期ではありますが完成見学会を開催しております。
開催のお知らせはInstagramや弊社HPのイベント告知ページにて行っておりますので、是非チェックをお願いします。
家づくりのヒントや、徳田建築工房の魅力を体感できるイベントとなっておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。
もちろんこちらに限らず、HPの問い合わせフォームや徳田建築工房の公式LINEからも常にご相談をお受付しております。
家を建てようと考えているけれど、何から始めたらいいか、何を考えたらいいかわからない!そんなゼロからのご相談でも大丈夫です!是非お気軽に、各フォームからお問い合わせくださいませ。徳田建築工房と一緒に、これからの住まいを楽しく考えていきましょう!